お知らせ
2026-11-05 18:57:00
親鸞聖人は、ご自身のことを「煩悩具足の凡夫」であると言い表され、だからこそ念仏以外に救われる道はないのだと示されました。「煩悩」とは、欲望・怒り・ねたみ・無知など、我が心を惑わせ苦しめる心のはたらきの総称です。また、「具足」とは「すべて そろっている・満ちている」という意味であり、そこから抜け出せない未熟な者に対して〝凡夫〟と呼ぶのです。
すなわち「煩悩具足の凡夫」とは「人間はあらゆる煩悩を余すところなく抱えた存在だ」という自己認識を表します。
親鸞聖人のこの言葉をよくよく味あわせていただくとき、普段の生活の中で、何でも欲しがり、ちょっとしたことで怒り、思うようにならないと愚痴る私自身こそが、正真正銘の「煩悩具足の凡夫」であったのだと気づかされ、その私を見抜き、承知の上で、目当てとし、救われるはずがない私だからこそ救わずにはおれないのだと立ち上がってくださった阿弥陀如来さまのお慈悲の深さに、ただただ頭が下がり、お念仏申すばかりであります。



