お知らせ
2025-09-04 22:03:00
私が称える南無阿弥陀仏のお念仏は、そのままが言葉となった仏さまです。いつでもどこでもこの私に寄り添い、ご一緒してくださっている仏さまに、お念仏を通して、この私もお礼を申させていただくのです。
そもそも私の口から出ることがなかった南無阿弥陀仏のお念仏、今、ここに確かに届く中で、仏さまの大いなる願いに気づかせていただくのであります。
親鸞聖人は「弘誓の強縁、多生にも値いがたく、真実の浄信、億劫にも獲がたし。たまたま行信を獲ば、遠く宿縁を慶べ。」と述べられ、阿弥陀さまからの願いである大いなる本願は、いくたび生を重ねてもあえるものではなく、まことの信心はどれだけ時を経ても得ることは難しい。思いがけず、真実の行と信を得たなら、遠い過去から、阿弥陀さまの光が、育み続けてくれていたご縁を感謝しよろこぶべきである、とお示しになられました。
お念仏申すことそのものが、阿弥陀様のおはたらきであり、お導きの言葉なのです。