お知らせ
2025-08-02 17:59:00
7月22日、成満寺前坊守でもあった私の母が91歳をもってお浄土へ往生させていただきました。通夜葬儀に際してはたくさんの方にお参りいただき心より厚くお礼申しあげます。
通夜の席でも話しましたが、お寺の生まれではない母が、父と結婚し成満寺へ入寺したことは、相当の覚悟があったことと思います。また入寺してからも何もわからない母は人には言えない苦労も多かったことと想像します。
しかし、考えてみるとその母の覚悟があったからこそ、南無阿弥陀仏のお念仏がこの私につながったのだとも言えます。
真宗大谷派の僧侶でもあり仏教思想家でもあった金子大栄先生は「花びらは散っても花は散らない」という言葉を残されました。
母は亡くなりましたが、母が大切にしてきたお念仏は残り続け、今、この私に確実に届いています。
これからもそのお念仏を大切に、そしてこれからは母の思いも受け継ぎながら、日々、お念仏をよろこぶ人生を歩んでいきたいと思います。