お知らせ
2025-06-08 21:26:00
住職としてお寺の書類を作成している中で、これで完璧だと思い、自信がありつつも坊守に確認してもらうと間違いを指摘されることがよくあります。
自分こそは確かなのだという物事に対する捉え方は、日々の生活の中でもよくあることではないかなと思います。
自分が正しくて、他人が間違っているとか、常に自分中心に考えてしまうことは、時には他人を傷つけてしまうことにもつながります。
私たちが日々、仏法のご縁を重ね、真(まこと)の教えに出会うということは、賢くなっていくのではなく、むしろ不確かな自分の存在に気づかされていくということであり、だからこそ、そんな私を救わずにおれないという仏様のご本願におまかせすると、そのままにいただいていくことなのであります。