浄土真宗本願寺派
鹿倉山 成満寺　

新しい年を迎えました。お正月はそれまでの同じ一日であっても、いつもと違った新鮮な気持ちにもなります。

今月の言葉は、思想家の内村鑑三の言葉です。「一日は貴い一生である」という意味は、〝一日は長い人生の中の小さい一日ではなく、貴重な時間であるから、決して空費してはならない〟と言った内村鑑三の思いが込められているのだと聞かせていただきます。

この言葉から私たちは、普段、特に意識することなく一日いちにちを過ごしていますが、本当は一生という限られた日々の中の貴重な一日を過ごしているのだと知らされます。

   二度と帰らない一日、新年を迎え、あらためて今日一日を無駄にすることなく大切に過ごしていかなければならないと思わせていただく言葉でもあります。