お知らせ
2024-02-02 09:47:00
今月2月7日は、仏教婦人会の基礎の礎を築かれ、女子教育や社会事業に尽力された九条武子夫人のご命日「如月忌」です。武子夫人は、本願寺第二十一代・大谷光尊さまのご息女としてお生まれになられました。
「いだかれて ありとも知らず おろかにも われ反抗す 大いなるみ手に」
お念仏をよりどころとし生きる私たちは、いつでもどこでも、母親が赤ん坊を抱きしめるように、阿弥陀さまに抱かれているのです。
ところが、その仏さまのお心に反抗して生きているのが自身の本当の姿とも言えるのではないでしょうか。
自分が一番大切、だから他人を理解しようともしない。あげくのはてに、仏さまの願いを知るよりも、自分の願いを優先してしまう。
そんな、仏さまのお心に逆らってばかりの私であるからこそ、救わずにはおれないとはたらいてくださっているのが阿弥陀さまなのです。
武子夫人は、この歌をとおして、救われる手段のまったくない私を救おうとされる阿弥陀さまの光を、強くよろこびとして仰がれたのだといただいております。