お知らせ
2023-04-02 23:26:00
9歳で出家された親鸞聖人は、その後、比叡山に登られ20年もの間、比叡山で厳しい修行と学問にはげまれました。しかし、どれだけ修行してもそこに救いの道を得られず、29歳で比叡山の仏教と決別されます。山をおりられた親鸞聖人は六角堂で聖徳太子の夢告により、法然上人の「ただ念仏のみ」という教えにみちびかれ、自らも生涯の師とする法然上人の説かれた念仏の道を歩まれます。
そのことを『歎異抄』第二章にも「親鸞におきては、ただ念仏して弥陀にたすけられまいらすべしと、よきひとのおおせをかぶりて、信ずるほかに別の子細なきなり。」と示されています。
現在、本願寺では「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」が勤まっています。
この法要を通じ、あらためて親鸞聖人が生涯求められた「ただ念仏して弥陀にたすけられまいらすべし」というお心を、我が身にも深く味わいたいものであります。