お知らせ
2023-01-05 22:09:00
明けましておめでとうございます。新しい年を迎え、お寺や神社に願いごとをしに行かれる方は多いのではないでしょうか。しかし、考えてみると自分の願いごとというのは、どこまでも自分中心の思いであり、とても狭い世界のこととも言えます。自分の願いが強すぎると、本来自分がなすべきことや、真実が見えにくくなることもあるかもしれません。人は誰でも願いごとはあります。でもその願いをいったん心に閉まっておいて、今度は阿弥陀さまの願いを聞かせていただくと、私の思いをはるかに超えた、私に対する大きな願いであったことに気づかされます。
私が願って救われるのではなく、私より先に願い出て、全ての悩み苦しむものを救いたいとはたらき続けてくださるのが、阿弥陀さまという仏さまです。
私の願いを叶えていただくのではなく、阿弥陀さまの願い聞かせていただき、私の本当の姿、いのちの事実に目を向けていくのです。
浄土真宗は何よりも聞法を大切にします。その聞法とは、私を願っている阿弥陀さまの願いを気かせていただくことなのです。