お知らせ
2021-02-05 08:04:00
私たち人間は、この世に生を受けた瞬間から、母親はもとより、多くの方々にお世話にならないと生きていけません。また生きていく中でも、気づかないうちに自分以外の方に迷惑をかけていることもあります。例えば、子どもの頃は、親がいないとできないことがありますが、成長して自分ひとりで何でもできるようになると、人の世話にならなくてもひとりで生きていけると思ってしまいます。しかし、ある日、病気や年老いて体のいうこともきかなくなると、いきなり誰かの世話になることになるのです。日々の暮らしの中で、いつも誰かにお世話になっている、いつも誰かに迷惑かけているということを心にとどめておくことができるなら、目に見えないはたらきに気づかされ、人にも優しく接することができ、感謝のお念仏を申すことができるのではないでしょうか。